京都マーブル・ラブストーリー

いや、それよりさっきからサナ、サナってなんで下の名前で呼んでんの。

「サナ?」

そして名前で呼ばれるとなぜかそわそわ、動悸がする。

だって男の人でそんな風にアタシのこと呼ぶのってお父さんくらいだもの。


「なんで黙り込んでんの?」

楽しそうに笑う彼。

バスの2人がけの席はちょっと狭いからなんかもうすごく密着してる。


やっぱりアタシ、
苦手だ、
この人。


だって昨日と同じ。
ものすごく緊張する。



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