少しドジな王子様*



















「じゃ、井上さんの席はあそこね」





先生が指さしたその先にはよくありがちな

窓際の1番後ろの席だった。


ここは、喜ぶべき?

や、やった~・・・・・・(笑)



「はい」



私が席まで歩いてってカバンを上に置くと

前の席の子がポニーテールにした髪を

揺らして後ろを振り返った。














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