俺は魔王様!?


すると、いきなり頭が痛くなり、片膝をついた。






そして痛みから不思議な感覚へと変わった。






その感覚が消えると、すぐに起き上がり、目の前にいる男へ視線を向けた。






玲「今、俺に何したんだ!?」








警戒をしつつも、男に尋ねた。







男「玲様の記憶からこの世界の言葉を引き出しました。」





玲「???」







男「つまりは、玲様は本来この世界の者なのです。ですから、記憶を引き出し、この世界の言葉が分かるようにいたしました。」








玲「ということは、俺はこの世界の人なのか?」









男「そういうことです。」








玲「それで?あんたは誰だ?
俺をここへ連れてきたのはあんたなのか?」












ルシュ「申し遅れました。俺の名はルシュフォードといいます。
俺はただあなたがここへ来るので城へお連れするよう言い任されました。
この世界へお連れしたのはフェンリル様というお方です。」










玲「俺は何のために連れて来られたんだ?」










ルシュ「それはあなたがこの国の魔王になる方だからです。」











玲「………はい?
なんか魔王がどうたらこうたらってでてきたような……。」









ルシュ「はい。
あなたは本来この国でお生まれになるはずでしたが、魂は地球と呼ばれる世界へと行ってしまったのです。


色々聞きたいことはおありでしょうが、そろそろ行かなければ族に狙われる恐れがあります。
さあ、この馬に乗ってください。
















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