月luna~眠れる王子と最後のキスを・・・~
目覚めのキス

 バサッ

 いつもより1時間も早く起きて、学校に行く準備をした。

 他にする事も無かったからソファーでボーっとして、時間がたつのを待った。

 けど男は来ない・・・。

 1分が過ぎるのが遅いと思ってたのに、きずいたら早く起きた1時間はもう過ぎていた。

 私は不安になり始めていた・・・。


 昨日初めて会ったのに、男は迎えに来ると言った。

 普通だったら冗談だと思って待つ事は絶対にしない。

 けど男は本当に心配してくれてるみたいで、私は信じた・・・。

 でも今は男がいない。


 私はどんどん不安になっていった・・・。

 昨日の心配そうな顔も見間違いだと思うぐらい。


 どんどん不安になってく・・・。



「・・・どうしよう、学校」

 私はついに男が来なかったらどうしようか考え始めていた・・・。




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