クール王子にひとめぼれ★
ポーッとあたしが見とれていると、奥から声がした。
「理衣子。来るの遅い。」
あたしは、ハッとして部屋の奥を見た。
高そうなソファーに、長い脚を組んで座っていたのは花澤くんだった。
「えっ!?うそっ!!まさかこの子が、龍が言ってた理衣子って子?」
可愛い男の子は、びっくりすると急にあたしをジロジロ見始めた。
「ふぅーん…。まったく普通の子にしか見えない気がするけどなぁ~」
うっ…!なんか普通ですいません。