クール王子にひとめぼれ★
あたしは、顔が真っ赤になっているのを、見られたくなくて、後ろを向かずに早歩きで玄関へと向かう。
花澤くんには、悪いけど…今は、顔を見せたくないんだ。
すると後ろから、花澤くんに腕を掴まれて、近くの視聴覚室に連れて行かれた。
「ちょっ///なに…!?」
あたしは、びっくりする余裕しかなく、あっという間に壁に追い込まれた。
「花澤くん…!!どうしたの!?」
「無視すんな。むかつく…。」
そう答える花澤くんの顔が、どんどん近付いてくる。
「花澤くん…!なんのつもっ…」