ｽﾄﾛﾍﾞﾘｰﾁｰｽﾞｹｰｷｱｲｽ・kiss～甘酸っぱい恋の味～

ポタポタと大粒の涙が冷たい床に幾つものシミを作る。


まるであたしの心にできるシミみたいに。


嗚咽交じりの泣き声が、静かな部屋に響いた。



胸が張り裂けそうに痛い。


いっそのこと、この心が壊れてしまえばいいのに。



壊れて、先生を好きな感情が壊れてどこかに消えてなくなればいいのに。



「あぁ…あぁぁぁーーー…!!」


泣き叫ぶあたしを、何も言わずそっと抱き寄せる聡くん。


「うぅ…あぁぁぁーー…くるしいよぅー…くるしいー…たすけてー…こんなじぶん…だいきらいだよー…つらくて…つらくて…どうにかなりそいだよぉーー…!!」


心から叫んだ。



こんなあたし…大嫌いーー…誰か助けてーー!!。