王様の、言うとおり
あんな風にお母さんを止めようと声を張ってるのも初めて聞いて。
と言うかキングのお母さんが怒ったらあんな風になっちゃうのも初めて知って。
……初めてづくしだ。
「そう言えば、高原さん帰ってきてたでしょう?」
え、
顔を上げれば、お母さんはテーブルの上に置いてあったコップを口に運びながら私を見ていて。
高原さん……?
一瞬誰のことだか分からなかったけれど、すぐにキングのお母さんのことだと分かって聞いてみる。
『何で、知ってるの?』
「昼間、会ってちょっと話したの。」
『、……何て?』