王様の、言うとおり



『う、うん……。』



部屋に戻ってすぐ。



この日の為だけに買ったらしい可愛い水着を来た絵美ちゃんに駆け寄られてお願いされました。


お願い、されても……全然、役に立てない可能性が高い、です。



寧ろ私の方がどうにかしてキングに謝る機会を与えて貰いたいです。


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キラキラ太陽を反射して輝く海。



ビーチサンダルに入ってくる熱い砂。



はしゃぎ回る学生達。


まさに、私が漫画で読む青春らしい風景なのですが……。


「……行かないの?」



日焼け止めを塗り終えた奈留ちゃんが、上に羽織っていたパーカーを脱ぎながら不思議そうに見てきます。

私はと言うと、テントの中で体操座りで呆然と楽しむ人を見ているのですが……。



泳ぐ、と言うか楽しむような気分ではなくて。




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