王様の、言うとおり
ガサガサっとブルーシートの上を歩いてくる音がして、私の頭上、多分キングの背後に立った。
亮平くん。
「煌より俺にその質問して欲しいなぁー。」
楽しそうに言ってます。
「……で。まだ煌に何か言う気?」
「や、別に高原に用があったんじゃ……。」
「菜月ちゃんは俺が見とくってさっき言ったじゃん。それに、遊んでる奴らの様子を見るのが“学級委員”の仕事だろー?」
ほら、頑張って、と亮平くん。
キングはもう無言。
私は目を瞑ってるから分からないけれど、きっと亮平くんは目で森田くんに促してるんだろうなぁ……。
その証拠に、すぐに森田くんの気配は消えていきました。
……何なんだろう?
「今日は珍しく言い返してたな。」