王様の、言うとおり



ガサガサっとブルーシートの上を歩いてくる音がして、私の頭上、多分キングの背後に立った。

亮平くん。



「煌より俺にその質問して欲しいなぁー。」



楽しそうに言ってます。

「……で。まだ煌に何か言う気?」



「や、別に高原に用があったんじゃ……。」



「菜月ちゃんは俺が見とくってさっき言ったじゃん。それに、遊んでる奴らの様子を見るのが“学級委員”の仕事だろー?」


ほら、頑張って、と亮平くん。



キングはもう無言。

私は目を瞑ってるから分からないけれど、きっと亮平くんは目で森田くんに促してるんだろうなぁ……。

その証拠に、すぐに森田くんの気配は消えていきました。



……何なんだろう?



「今日は珍しく言い返してたな。」





< 306 / 600 >

この作品をシェア

pagetop