王様の、言うとおり



ち、小さい子供ですか?あなたは。


そういえば近所のおばさんが言ってたような……



子供が土日になったら見たいテレビが早朝から放送されていてそれを見るために早く起きると……。



平日は叩き起こさないと起きてこないクセにって。




見たいテレビ……戦隊もの、とか?




そのおばさんの子は、まだ小学生だけど、




ここにいるキングもまさか、同じ理由で早起きしてるとか……?




「何その目。」




『わっ!』

つい、引いてしまったのが視線に表れたのか、そういう目で見てただけでクッションを投げられました。

思いっきり顔面激突。

痛い。




もうテレビ番組は終わったのでしょうか。





『な、何見てきたの?』




「は?」





何を、と眉を寄せながら聞き返される。

何の為に早く起きているのか聞いてみたい。




それで本当に小学生みたいにテレビ目的で早起きしていた事が分かれば私はキングの弱みを握る事が出来たと言っても過言では無くて。



何か理不尽な要求をされた時にみんなに言うと逆に脅すこともできる。

今まで私が我儘なキングより優位に立てた事なんて一度もないから想像して嬉しくなります。

と、

「何ニヤニヤしてんの。またあの京くん?」


めちゃくちゃ気味の悪いものを見るような目で見られました。



『は、早起きして何してたの、って事です。』




「早起きして?」

『うん。』

首を傾げるキングに首を縦に振ります。







「教えて欲しい?」







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