王様の、言うとおり
崩れた砂で遊びながら、考えるキング。
別に今じゃなくても…帰ってからだと思ったのに。
仕方なく、何を言われるか待ちます。
『あ、決めた。』
「……何?」
もし、無茶な事を言われたら帰ろう。ダッシュでバス停まで逃げて、帰る。
そう決めて、キングをみれば相変わらず笑っていて。
『あの時、イライラしてた理由、教えて?』
「ーー……!」
まさかの。
肉体的ではなく、精神的に無理な事を言ってきました。
聞いた途端、熱が出た頬。