王様の、言うとおり



「お待たせー、」

冷たいから気を付けてね、と渡された白いビニール袋はキングの手へ。

「それじゃ、じゃんけんね。」




ニコニコ笑ってグーを構えるおじさん。



余裕です。



ずっと負けていないから、向こうは3分の2の確率で勝てるからか、背負っている物が違う。




私はキングのプレッシャーと言うこの上ない荷物を背負わされていると言うのに……!

チラッと見たキングはコレから始まるじゃんけんを楽しそうに見ていて。



でも周りのオーラが私に絶対に勝てと訴えていました。重い。

「最初はグー、からだからね。」



コクコクと頷きます。




あんなに前の人達が必死になってたのがやっと分かったような……。




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