ウサギの皮をかぶったオオカミ


その時、ウサギさんは未奈の涙を拭いました。




「未奈、ごめんね」

「どうして?ごめんねじゃ分からないよ…」

「だって…」




ウサギさんはそこまで言って言葉を飲み込みました。

未奈はウサギさんの次の言葉を静かに待ちました。


< 4 / 46 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop