好きになってもいいですか!?
*第1章*

はぁ!?こいつの隣!?

私は今、人生で何度か来る重大イベントに直面してます!


それはなにかというと…


「彩奈ぁ、どうだったー??」


広瀬美沙子 中学2年生
私の大親友!!
なんでも相談できて、しっかり者なの♪


『まだ張り出されてないみたい…』


そう、私達が直面しているのは避けては通れないクラス替えなんです!


クラス替えといえば、この1年間が決まる超重大イベントでしょ?


1年のときはなんとか美沙子と一緒になれたけど…


「あっ来たよ!」


『本当だぁ。お願いだから美沙子と一緒にしてくださいー』


向こうから来た先生らしき人が順番に紙を貼っていく。


1組…2組…3く あった!!!


『私の名前あった!3組だぁ!!』


「あたしも3組だよー!またおんなじだね♪」


良かったぁ美沙子と離れたら楽しくないもんね。



あっちからも、こっちからも一喜一憂の声が聞こえてくる。


好きな子と離れたのか、泣いてる女の子とか


一緒になれた喜びを分かち合うカップル。


私はそんなのとは程遠いや・・・


『彼氏ほしいなぁー』


「彩奈また言ってるし(笑)あたしもほしいよぉ」


それよりまずは好きな人つくんなきゃなんだけどね。


『1年のときは散々だったしね』


「そういえば彩奈、1年ときの平田君はどうなったのよ」


「あぁーやめた。なんかそこまで好きじゃなかったし」

本気で好きな人ってどうやって見つけるのかわかんない。

そのときはいいなって思っても後々どうなるかわかんないし・・・



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