kenka
第8章 想いぶつけて
考えるヒマもなく、次の日は
やって来た。
心の整理がつかないまま、教室の
扉を開ける奈央。
クラスはシーンとなった。

「宮崎!!」
何人かの女子が奈央に近寄った。
「良かった…生きてたんだな」
ナジカのことを知っている様子だった。

「知っていたのか」
苦い顔で奈央が言うと、リエが話し出した。

「あいつの昔は知ってたんだ。それでも、
話してて良い奴みたいだったし…一回、あたし等を
かばって大怪我してくれた事もあって、信じてたんだ」
カエデも奈央に話した。

「変だなって思ったのは、藍さんに襲われた時だ。
ナジカは何か話した後、藍さんに殴られた。自分から
行った様に感じたんだ」
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