kenka
第6章 変化
「宮崎!おい!!」
「…ぅ…?」

目が覚めると、奈央は病院にいた。
隣には繭と憂がいた。

「あたし…なんで?うっ」
体を動かそうとすると、腹部が
激しく痛んだ。
「無理すんなよ。ほら、りんご」

不器用なのか、不恰好な
りんごがおいてあった。
憂が切ったのだろう。

口にはこぶところで、
息をつまらせる奈央。

「何で、あたしはここにいるの?
お前らも…そうだ!ナジカは…??」
奈央は冷静さを失っていた。
それを見て、憂も繭も動揺も隠せない。

「お前、だまされてたんだよ」
憂が言った。
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