君が望んだ永遠
■プロローグ




あなたが

今まで信じてきたものが

ある日

突然 粉々に砕かれたとしたら




あなたは
耐えることができますか?




私には分からない。



だって、


ショックを
受けるほどの悲しみも、

忘れたくなるほどの心の傷も



私はまだ知らない……。




でもね?


彼だけは知っていた。



それは


純粋すぎた少年の心には

重すぎるものだった―――。







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