君が望んだ永遠



その光景を思い出して
また、あたしは歩き出す。



気にならないと言ったら嘘になる。
君があれほど恐ろしく思う恐怖、そして君が望んだ永遠。


でも、追い詰めたくない。

雪原が思い出して
苦しい思いをする話は、
あたしからしたくない。


あたしといる時だけでも
楽しく笑ってほしいから……




学校に着いて、
靴から上履きに履き替えた時

雪原の姿が見えた。


隣には友達らしき人がいる。


でも、そんな事はお構い無しであたしは雪原に話し掛けた。







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