裸足のシンデレラ
王子様はシンデレラと
* * *


本番まであと5日と迫った月曜日。
学校中をある一つの噂が駆け巡っていた。
もちろん、それはあたしの耳にも届いていた。


「噂なんてガセなのが基本よ、真姫。」

「…うん。でも…有り得ない話じゃないなって思うし。」


それにもしこの噂が本当であれ、嘘であれ…
あたしにはこうして落ち込む権利さえないと思う。

だって想いは告げていないのだから。


















「ちょっ…カップルで登校!?」

「やっぱマジなの!?あの噂。」

「先週の金曜日に二人が抱き合ってたって…。」

「帰りも手を繋いで帰ってたとか聞いたけど?」



現れたのは三橋くんと姫花ちゃんだった。




< 23 / 107 >

この作品をシェア

pagetop