Un titolo

甘ったるい

「今日はずいぶん素直だな」

「…しらない」


恥ずかしいのか、俯いて俺の腕を軽くたたく。


「素直な由夏可愛いな。ま、いつも可愛いけど」

「うるさい!…バカ」



照れたのか、拗ねたのか…
由夏は俺から更に離れてしまった。


「ゆーか。これじゃキスできないんだけど?」

「…しないもん」

「抱っこは?」

「…しないもん」

「何で?」

「香水の匂い付けたまま…イヤ」



そういうこと。なら…

俺は着ていたTシャツを脱ぎ捨てた。
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