キミとの出会い


家に帰って、一人で泣いた。
遅刻して行くはずだった学校も行かなかった。


混乱したまま、塾に電話した。

『お電話ありがとうございます。○○塾の加藤です』
「戸田天です…」
『天か!どーしたの?』
「ウチね、癌なんだって…さっき病院で言われた。死ぬんだって。」
『ちょっと…えっ!?今塾これるか?』
「行く。」


ゆーだいくん…
明日退院なんだよね?
もう逢えないよ。
死ぬんだって、ウチ。



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