恋日記~梅の香~
もちろんその学活の間中二人はずっと並んで立っているわけで、

私の席は、真ん中の列の前から二番目で、

前の人は休んだりしちゃっているわけで、

それに梅は、時たま私に助言を求めてきたりするわけで、

結局私は、

無理やり笑って、二人を見ていることしかできなかった。

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