神様の向日葵





タタタタッタタタ




階段の上る音、
兄ちゃんかな



あたしはドアを開けて
横の部屋のドアを
思いっきりノックする






「ん?藍?」


「そう!入ってぃ―?」

「いいよ」






ひゅうん、と
素早くあたしは身体を
滑らせて兄の部屋に入る






開けたら
兄ちゃんは椅子に座って
あぐらをかいていた





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