キミに捧ぐⅡ



「おじゃましまーす…」



「どーぞ」



まるで初めてできた彼女のようなこのドキドキ感




いや、今までの付き合いがちっぽけに思える



「殺風景ですね…」




「男はそんなもんだろ…」


葉月は物珍しそうにキョロキョロと見渡している









「後藤さんは、いいのか?」

学校からずっと思ってたことだった

訊こうか迷ってたが…さすがに部屋が隣なんだから無視するわけにはいかない



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