【短編】君が生まれて……
 肩までの真っ黒い髪にびっくりするぐらい大きな瞳、その瞳にかかる長い睫毛。


 もう何処を見ても美人を否定する要素はなかったよ。


 だから君は、お母さんに似てればそれはもう美形になっていたと思う。


 「改めて……初めまして、生田 紗耶(イクタサヤ)です」


 そう言いながら君のお母さんはその小さな頭を少し前に倒した。


 「あ、は、初めまして、羽瀬 正人(ハセマサト)です」


< 12 / 24 >

この作品をシェア

pagetop