白緑蝶"Ice green butterfly
「そんなこと言って、彼女が
 この世界に戻ってきたら
 ソラの歌は彼女のものになる

 私や新人歌手など貴方には
 必要無い」

ケイトさんの言葉に呆れた顔
をする、ソラ。

「また、そんなバカな事を
 考えて、おまえは不安に
 なってるのか?

 前にも言っただろう 
 
 勘違いするな
 
 あいつが過去に俺の曲を
 歌ったのは、たった一曲

 今後、二度と俺の曲を
 歌う事は無い

 心配するな」

ケイトさんは、カバンから
煙草を取り出し銜えかけて
はやめ、煙草の先を見つめ
何かを考えている。

「ケイト?」
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