おやゆび姫
「お願い。だって岳みたいに他の女の人を愛してる人にしか頼めないもん。他の男じゃ逆に危ないじゃん」
これも本当だ。
「じゃあ、彼女持ちの奴に頼め。生憎、俺は大人の女にしか興味ないし、お前の頼みなんか聞かない」
岳はそう言って今度は30センチ以上離れて
学校の方角を向く。
「ねぇ、岳。お願い」
背中に向かってそう言って
やっぱりダメかな?って思ったところで
岳は振り返る。
「わかった」
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