Rose of blood
学校が終わり今は一人で家に帰っている。


鏡に写った人……笑ってるように見えた。


気のせいだと思いたいのに、頭に焼き付いて離れない。


頭を振って忘れようとした時、別の事が頭に浮かんだ。


明日の家庭科の授業で使う布買ってなかったッッ!!


私はママに電話で帰りが遅くなること伝え、布を買う為急いでお店に向かった。


無事に買えたエプロン用の薄ピンクの布が入ったビニール袋を胸に抱き、ホッと胸を撫で下ろした。



「良かったぁ、思い出せて……」



安心したら何だかトイレに行きたくなってしまい、私はお店のトイレを借りることにした。






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