Rose of blood
中々泣き止まない瑠花にキスをして抱きしめた。



『今日は疲れただろう?久しぶりに一緒に眠ろう』

「お仕事……は?」

『あれはセリアルが機転をきかせてくれたんだ。だから今日はもうずっと一緒にいられる』



子供のように抱きついてくる瑠花を抱え、ベッドに移動した。


泣き顔も怒った顔も笑顔も、瑠花の全ての表情が愛しくてたまらない。


もう瑠花無しでは生きてはいけない。


俺がこれ程までに想っている事、ちゃんと瑠花に伝わっているだろうか。


ベッドの中ですり寄ってくる瑠花を抱きしめ、久しぶりに一緒に眠りについた。




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