Rose of blood
婚前パーティー当日。


王族や貴族の乗った馬車が続々と城の門をくぐって中に入ってくる。


その中にはアマンダたちが乗っている馬車もあった。



『とうとうきたな。この日が……』

『あぁ』

『俺たちはお前とローズの味方だからな』

『心強いよ』



俺はダークブルーのタキシードに身を包み、ジョシュと自室を後にした。


周りの者からは色々と言われるだろう。


もちろん父からも。


けれど、俺の覚悟は絶対に揺るがない。






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