Rose of blood
瑠花様って……私ただの居候なのに。


同じ年くらいに見えるけど、この子も私より随分年上なのかな?



「頭を上げて下さい。使用人というか、友達になってもらえると嬉しいんですけど……」

「いえ……それは……あの…………」



ラキは顔を上げ戸惑った表情を浮かべている。


シエルの様子を伺っているようだ。



「シエル、いいでしょ?」

『好きにすればいい』

「ありがとう」

『俺は仕事に戻る』



シエルが部屋を出ていきラキと二人になった。






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