あたしの彼氏
『本当最悪ー!!!』
あたしは、
うつぶせになりながら足をばたつかせる。
なんでいつもこうなっちゃうんだろう……
あー…もう。
『本当、雪もこりないね』
苦笑いしながらあたしを見つめる、
雨宮沙羅
あたしの友達で、
いっつも愚痴を聞いてもらっちゃってる子。
『だってー……
だってねー……』
『はいはい。
好きなんだもんね』
なんでなんだろう…
なんであいつなんか好きになったんだろう…