海の唄が聴こえる夜〜想いを君に伝えたい〜
「しぃーちゃん笑いすぎだって…。」
浩二は濡れた服を気にしていた。
「大丈夫だって、この暑さだ、すぐに乾く。」
福永も笑みを浮かべていた。
「こーちん先輩、ほんと〜にごめんなさい。…とも…、なんでも言う事を聞くんで、許して下さい。」
仁藤は頭を下げたまま止まった。
浩二は、そんな仁藤をじっと見つめた。
すると、荒井、矢神、小林が浩二と仁藤の間に割って入った。