オパール・オッドアイ
「怪しい格好をしているって自覚はあったんだな。
大丈夫、服装はそこまで変なわけじゃない。
問題は髪の毛。
髪伸ばしすぎ!
今はプラズマテレビの時代なんだからもうあそこからは出てこれないの!
いい加減テレビから卒業したら?」
「貞〇じゃないもん!!
それにたぶんプラズマでも出てこれるもん!」
「いや、肩もってどーするんだよ。」
ごもっともな意見だ。
「それでも嫌なn〔ジャキン〕「ああ、ごめん。もう切った。」
………。
……。
…。
キャーーーーーーッ!!!!!」
一瞬にして真っ白になった。
よりにもよって前髪を、しかも左をざっくり持って行かれた。
「よし!今のうちに!」
〔ザクザク、ジャキジャキ〕
「長さはこんなもんか。後は整えて~。」
〔シャキシャキシャキ、シャリ〕
「仕上げに緩く編んでりぼんを付けて…。
よし、完成!!
仕上がり上出来!!!
にしても凄い毛の量だな。
ズラ二つは出来るぞ?
こんなのぶら下げて重くなかったの?」
言いたい事は山ほどあるのに震えて声が出ない空気だけが口から出てきて消えていく。
あっというまに前も後ろも短くなってしまった。
「あとはこれ!
これあれば髪の毛は必要無いだろ?
付けてやるよ。」
「やっ!なにこれ目がゴロゴロする!」
「目薬点してっと。
どう?」
「さっきよりはマシにだけどやっぱりなんか変。」
「擦るな!しばらくすれば馴れるから。それより鏡見てみ!」
「…。
なんでこの鏡、琥珀の女装姿の写真が貼ってあるの?」
「誰がそんなもん作るんだよ。
自分の顔だろ!」
思わずまじまじと鏡の中の自分を見つめる。
確かに口を動かしたり眉を寄せたりすると同じ動きをする。
恐る恐る目の違和感を取り出して指に乗せてみる。
茶色のカラーコンタクトだ。
鏡を見直すといつもの嫌いな瞳がある。
すぐにコンタクトをしてもう一度鏡を見る。
琥珀の女装姿だ。
大丈夫、服装はそこまで変なわけじゃない。
問題は髪の毛。
髪伸ばしすぎ!
今はプラズマテレビの時代なんだからもうあそこからは出てこれないの!
いい加減テレビから卒業したら?」
「貞〇じゃないもん!!
それにたぶんプラズマでも出てこれるもん!」
「いや、肩もってどーするんだよ。」
ごもっともな意見だ。
「それでも嫌なn〔ジャキン〕「ああ、ごめん。もう切った。」
………。
……。
…。
キャーーーーーーッ!!!!!」
一瞬にして真っ白になった。
よりにもよって前髪を、しかも左をざっくり持って行かれた。
「よし!今のうちに!」
〔ザクザク、ジャキジャキ〕
「長さはこんなもんか。後は整えて~。」
〔シャキシャキシャキ、シャリ〕
「仕上げに緩く編んでりぼんを付けて…。
よし、完成!!
仕上がり上出来!!!
にしても凄い毛の量だな。
ズラ二つは出来るぞ?
こんなのぶら下げて重くなかったの?」
言いたい事は山ほどあるのに震えて声が出ない空気だけが口から出てきて消えていく。
あっというまに前も後ろも短くなってしまった。
「あとはこれ!
これあれば髪の毛は必要無いだろ?
付けてやるよ。」
「やっ!なにこれ目がゴロゴロする!」
「目薬点してっと。
どう?」
「さっきよりはマシにだけどやっぱりなんか変。」
「擦るな!しばらくすれば馴れるから。それより鏡見てみ!」
「…。
なんでこの鏡、琥珀の女装姿の写真が貼ってあるの?」
「誰がそんなもん作るんだよ。
自分の顔だろ!」
思わずまじまじと鏡の中の自分を見つめる。
確かに口を動かしたり眉を寄せたりすると同じ動きをする。
恐る恐る目の違和感を取り出して指に乗せてみる。
茶色のカラーコンタクトだ。
鏡を見直すといつもの嫌いな瞳がある。
すぐにコンタクトをしてもう一度鏡を見る。
琥珀の女装姿だ。