俺様彼氏と清純彼女~夢のおくりもの~
「私、思うんだけど、愛に早い遅いって有るのかしらって思う。責任が散れる様になる年齢は人によって違うんじゃないかって思う」

お父さんは小さく溜息をついた、そして…

「そこだよ、桃子、責任って言うのは、どんな事だと思う?」

私は、す言われて言葉に詰まった。

「……自分で自分の事を出来る事に成る…だと思う」

「桃子は、その定義に当てはまるかい?」

「それは…確かにお父さんと、お母さんが居ないと暮らしていけはしないけど、でもそれは、そう言う風に決まってるだけの事で…」

「経済的に、精神的に自立すると言うのは、難しい事だよ。分かるかい桃子」

「一応分かってるつもり。だって、尚哉は経済的に自立してて、私はそれを見続けてた」

そこに、お母さんが割り込んで来る。

「ねぇ、二人とも、一番肝心な尚哉君が居ないんじゃ、それ以上話しても、無駄なんじゃないの?日曜日、彼が現れてから、話をしたら?」
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