俺様彼氏と清純彼女~夢のおくりもの~
ベッドで抱き合いながら、私は部屋の香りがふと気になって、彼に訪ねて見た。

「ああ、これは、アロマキャンドルの香りだと思う」

尚哉はそう言って、ベッドからはい出すとリビングの棚から、へーすを取り出して私に見せてくれた」

私はそれを見て、きっと祐二の趣味だと直感した。

「ルイヴィトンのアロマキャンドル…高いよこれ…きっと」

「そうなのか?ブランド物って疎いんだ。あんまり気にしないから」

おそらく、尚哉が居ない間に部屋に上がり込んで、好き勝手をしているのは、容易に想像できた。

「祐二さんの贈り物?」

私の問いに尚哉はちょっと口ごもった。
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