俺様彼氏と清純彼女~夢のおくりもの~
「尚哉…」

「合い鍵を作ってたみたいだな。うかつだったよ」

「ううん、大丈夫、尚哉」

「大丈夫だ、これ位、何ともない」

私は台所でタオルを濡らしてから尚哉の頬に当てた。

「痛く無い?」

「ああ、合い鍵を作ってたみたいだ、突然押し掛けてきて復縁しろって迫って来た」

「それで、どうしたの…」

「沙羅とは、もう終わってる、これ以上の関係を続ける気は無いよ」

私は沙羅の事を少しかわいそうに思いながらも、内心は安心した自分が居る事に気がついて居た。

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