俺様彼氏と清純彼女~夢のおくりもの~
私は、優香に取りあえず謝ってから、携帯をパスワードでロックした。

◆◇◆◇◆◇

犯人探しはしなかった。だって学校での人間関係が旨く行かなくなるのは私の本意ではない。

でも、これは間違いだった、私に対する嫌がらせの行為は日に々エスカレートして行った。

私はどうやら、いじめの標的にされているらしい。

「どうしよう、尚哉、私、怖いよ…」

裸の私を尚哉は優しく撫でてくれる。

この瞬間だけは、心の底から安心できる瞬間だった。

「これ以上、エススカレートする様なら、本気で犯人捜しをした方がよさそうだな」

尚哉はそう言って、私にキスの雨を降らせてくれた。
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