*フレンズ*
アタシのヒーロー 恋
「…山……上山!」
「っ!はい」
「お前どうした?ここ最近ずっとその調子だぞ」
「すみません」
「まぁいい。次からしっかりしろよ」
「…………はい」
彩がアタシの前から消えてもう2週間。
その日からアタシはいつもこんな感じ。
生きてると言う実感がない。
声をかけられても、笑っている声も聞こえない。
アタシが信頼できるのは彩だけだった。
その彩もアタシの前から消えていった。
アタシは財布を取りに行っただけ。
そしたら知らない男の人が二人居た。
知らない振りをしたけど声をかけられた。
名前を聞かれて答えたら壁におさえられた。