*フレンズ*

アタシのヒーロー 恋





「…山……上山!」

「っ!はい」

「お前どうした?ここ最近ずっとその調子だぞ」

「すみません」

「まぁいい。次からしっかりしろよ」

「…………はい」



彩がアタシの前から消えてもう2週間。


その日からアタシはいつもこんな感じ。


生きてると言う実感がない。


声をかけられても、笑っている声も聞こえない。


アタシが信頼できるのは彩だけだった。


その彩もアタシの前から消えていった。


アタシは財布を取りに行っただけ。


そしたら知らない男の人が二人居た。


知らない振りをしたけど声をかけられた。


名前を聞かれて答えたら壁におさえられた。





< 75 / 310 >

この作品をシェア

pagetop