【短】君が僕を忘れても、僕は君を好きでいる
僕を見る君と目が合う。



その、あまりにも綺麗な瞳に、



僕は思わず息をのむ。



このまま力まかせに抱きしめてしまいたい。



本当は君を失いたくない。



「僕はいつまでも君が好きだよ。」



失うのが、こんなにも怖いんだよ。



「……ごめんね……イサム……」



君は僕の言葉にそう小さくつぶやいて、



悲しげな微笑みに似た笑みを浮かべ、



ゆっくりと、僕に背を向けた。

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