悪魔と天使の恋ものがたり
「だ……大丈夫??」


思い切って先ほどまでの口調とは変わって、天使の男の子はゼルに声をかけた。

「な……何が?!」


自分の気持ちに気付かれたのかと思い、ゼルはドキッとした。



「ちょっとフラフラしてるよ……ちゃんと飛べてないよ??」



「ほ……ほっといて!!」


強気に言ったものの、ゼルの飛び方はなってなかった。


「心配だよ。降りて休もう??」


「あ…アンタ天使のクセに!!」


「天使だから、ほっとけないんだよ。」


そう言ってゼルのすぐ横まで来て、降りて休むように促した。


すぐ隣に来た天使にゼルは驚き、フラついた。


「ほら危ない!!だから降りよう!!」


あまりの懸命さに、ゼルは何も言わずに地上に降りた。
< 10 / 10 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

友達が私の彼氏に恋してる
ちあ/著

総文字数/1,387

恋愛(その他)2ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
私は初めて告白された 初めて彼氏が出来た 友達みんなでのろけたり、相談しあったり… だけどその中の由美は 私の彼氏にいつの間にか恋をしていた…… 彼氏は取られたくない だけど由美との関係も壊したくない… 迷ってるうちに どんどん由美は 私の彼氏に近付いていく…

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop