君へ 【超短】


『僕は彼の次でいい』
『寂しい時だけ会おう』
なんてカッコつけてたけど、一人は怖くて。




ただ愛おしく、時に忌まわしい。
それがならぬ恋だと知りながら。

鏡に映る表情のない影を見つめていた。



幾夜も身体、重ねてみても。
君の想いを僕は変えられず。


「心」の無い目で僕を見ないで。

一人にしないで……。
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