ダブル☆LOVE
「宮瀬さんにはララさんがいますよね?」
何とか腕を振り払い家に戻ろうとしたら
「み………やせさん?」
後ろから宮瀬さんに抱きしめられた
勘違いしてしまう
「辞めて下さい!こんなの……苦しいだけです……」
ララさんが好きなんだから期待させないで欲しい
「李亜さん……僕では駄目ですか?」
はい?
思わず緩まる腕の中で振り返ったら
「李亜さん………あなたが好きです」
それは私が待ち望んだ以上の台詞だった