ダブル☆LOVE
好きです



「2人共、仕事きちんとして下さいよ」



ポンと頭に置かれた手を辿るとお父さんだった



「もう行くの?」



「今日は残り5件回る予定なので」


「お仕事頑張ってね」



「李亜も。店長に迷惑をかけないように」



お父さんはニッコリ笑ってお店を出た



「社長と仲良いですね」



「えっ?あ……普通ですよ」



慌てて否定した



私達がお父さんの子供とバレてはいけない



自分の力で会社に入る為



親の七光りなんて言わせないように



それと




小さな頃社長の子供ということで憂斗と誘拐されかけたこともあった



だから気軽に社長の子供と言わないようにしていた






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