LOVE SONG
マネージャーと一緒に前迫と高原が部屋から出て行くと、岡林が心配して成田に聞いた。

「渋座、どうなの?曲は」

「全然進んでねぇ。何か…、出来上がんねぇんだよな」

成田は暗い顔で呟いた。

「じゃ、いっそのこと、新しく最初っから書き直したら?」

「最初っからか…」

「ああ。その方が、早いんじゃないのか?まぁ、早いとか遅いとかの問題じゃないけどさ。その方が、いい曲が書けるんじゃないのか?」
< 159 / 212 >

この作品をシェア

pagetop