LOVE SONG
「無くさないようにな。あ、それから、渋座」

「ん?」

「中里さんに日本に着く時間言っといたから」

「え?」

成田はバッとマネージャーを見た。

「空港でツーショット撮られた時にはVサインでも何でも勝手にやってくれ。俺はもう知らん」

と、言い残して、マネージャーは立ち去った。

「マネージャー…」

成田は呆然とマネージャーの後ろ姿を見送った。
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