夕陽



あたしは
あさこを少しずつ
避けていくようになった


一緒にいると
あさこを
傷つけてしまいそうだったから


あさこは
優しいから
きっと
あたしをすごく心配してる



ごめんね
あさこ

あたし
あさこのこと
許せなくなってる



あさこがいなかったら
あたしと真山は
こんなことに
ならなかった




知り合ったばかりの
男に抱かれながら


真山のことばかり
考える


真山と
初めてデートした時のこと

初めてキスした時のこと

初めてセックスした時のこと



心が病んでいく



そして
あたしの心は



鈍い音をたてて



壊れた




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