スニーカー
拝啓、天国のあばあちゃん。

元気にしてますか？私は元気です。
おばあちゃん、綺麗な靴は、本当に幸せの元へ履いている人を導いてくれるみたいだよ。
おばあちゃんの言葉、信じてて良かった。これからも私はずっとおばあちゃんの言葉を信じてる。

きっとおばあちゃんの言葉が無ければ。小川さんのおばあちゃんの言葉も無ければ。私は、こんなに楽しい思いは出来なかったのかもしれないね。

ありがとう。

おばあちゃん、私は今、新しいスニーカーと共に楽しい毎日を送っています。




今日はあのショッピングセンターへ行く。そして、小川さんにも会いに行こう。


もちろん、履いていくのはあのスニーカー。




そんな、私を幸せの元へ運んでくれるスニーカーの色は赤色。


ーー赤い、恋の、色。




：赤色スニーカー　完







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