..み ず た ま 唄..
英田が出て行って10分
立ち上がり教室を出た
少し冷えるこの時期。
11月の中旬は、風は心地よさがなくなり
冷えてきた
「 さむっ.... 」
こんな時間に一人で帰る私もだいぶ寒い
――朝
暖房がついている教室で、私と梨花は
くだらない話で盛り上がっていた
「 そういえば梨花って恋してないの? 」
暖房のせいで曇った窓ガラスを見つめながら梨花は
少し戸惑った顔を見せた
「 ...ないなぁ、そういうの。 」
「 本当? 」
「 何、疑ってんの? 」
「 いや、別に? 」
梨花は聞こえないような溜息を小さくついた
...最近、梨花の様子がおかしい
「 私ね!あの雑誌買ったよ! 」
梨花が話をそらした
いつもなら私が話題を変えるのに
「 ....え-、見せて見せて! 」
「 家にあるから、今日見に来る? 」
「 うんっ 」